開業届の提出

事業を始めた場合は、開業届を所轄税務署に提出します。

また一般的には、合わせて青色申告の承認申請書も提出します。

得意先からインボイスの提出を求められる場合は、インボイス登録も必要です。

ただしその場合は消費税の申告が必要となります。

売上の集計

売上げは、自身が発行した請求書を基に集計します。

場合によっては、発注元から送られてくる支払調書から確認出来ますが、支払調書は必ずしも送られてくるわけではありません。

必ず自身が発行した請求書を基に売上げを集計し、売上げの計上漏れが無いようにします。

また、業種によっては、入金時に源泉税が引かれていることがあります。

これは所得税の前払的な性質のものなので、確定申告をすることで精算されます。

経費の集計

経費の集計も漏れなく行いましょう。

紙ベースの請求書や領収書、レシートから経費を集計します。

原本は保管しますが、スキャナ保存に対応できる場合は、破棄できます。

個人的にはスキャナ保存は少々面倒だと感じるので、レシートなどは月ごとに封筒を用意して、そこに入れて保管しておけば問題ないと思います。

ネットショップでの備品購入や、メールで請求書が送られてくる場合は、PDFをパソコンなどに保存します。

自宅オフィスの場合は、家賃の一部を経費にすることも可能です。

一般的には仕事で利用する床面積で家賃を按分し、「地代家賃」として経費にします。

持ち家を事業として使っている場合は、建物の一部を減価償却として費用に出来ます。

ただし、計算方法や、住宅ローン控除との兼ね合いがあり、複雑です。